去る2019年12月25日に令和元年度の省エネ大賞の受賞者が決定したニュースがありました。

省エネ事例部門と製品・ビジネスモデル部門のうちこのブログで紹介している製品のジャンルですと、省エネルギーセンター会長賞をダイキン工業さん、日立ジョンソンコントロールさん、三菱電機さんなど受賞が決定されました。

ダイキン工業

省エネ住宅対応型ルームエアコン(うるさらX、Aシリーズ、DXシリーズ)が省エネルギーセンター会長賞を受賞です。

概要は

本製品は、近年増加している断熱性能の高い省エネ住宅向けのエアコンである。断熱性能を高めた省エネ住宅では、冷房や暖房の効きが良くなるといった メリットがある反面、「ムシムシする、設定温度を下げると冷えすぎる。」等、肌で感じる体感温度が影響し、適切な温度設定が得にくいといった問題 や、圧縮機の低負荷運転状態が継続しているという課題があった。そこで、低速域でも高効率な運転を実現する独自のスイング式圧縮機、圧縮機制御、冷 媒流量の極小化による新ハイブリッド除湿、面的な気流制御等の技術開発を行い、一次エネルギー消費量を最大で13%削減する製品とした。

引用:2019省エネ大賞_受賞者決定プレスリリース

日立ジョンソンコントロール

凍結洗浄搭載型ルームエアコン 「白くまくん」 が省エネルギーセンター会長賞を受賞です。

概要は

本製品は、凍結洗浄技術を搭載した、家庭用エアコンである。同社では、家庭用エアコンの省エネ化には初期性能を維持することが重要であるとの見解の 下、横幅800mm以下のコンパクト室内設計で、冷房定格能力2.2~9.0kWのAPF(通年エネルギー消費効率)で、全能力業界トップクラスの省エネ性を達成し た。また、H30年製品にて室内機内部の清潔性を重視した熱交換器&ファン自動お掃除[凍結洗浄 ファンロボ]を開発したが、今回それに加え業界で初めて [凍結洗浄]技術を室外機にも採用した[室外機自動お掃除]を新規に搭載した。これにより室外機の熱交換器を自動で掃除することにより、能力低下を抑 え、ムダな電気を抑制している。

引用:2019省エネ大賞_受賞者決定プレスリリース

三菱電機

新しい気流制御を搭載したエアコン 「霧ヶ峰 FZシリーズ」 が省エネルギーセンター会長賞を受賞です。

概要は

本製品は、室内の家具配置による気流影響を制御することができる家庭用エアコンである。ライフスタイルの変化などにより、リビングは従来に比べてよ り多用途で使われる多機能空間へと変化しており、複雑な間取りや家具配置などの影響で、特定の場所へ温風や冷風が到達しにくいという課題が顕在化し てきている。本申請機種では、世界で初めてルームエアコンにサーマルダイオード方式の赤外線センサを搭載し、気流の到達先の微小な温度変化を検知す ることで、自動で最適な気流に探索し調整するAI気流を開発。従来気流が到達し難かった場所の快適性を向上させることで8.6%消費電力を削減してい る。また、取得した部屋全体の高精細な熱画像は、インターネットを介してスマートフォンで確認でき、部屋内の温度ムラを把握できるなどユーザー自身 の省エネルギー行動を促進している。

引用:2019省エネ大賞_受賞者決定プレスリリース

その他

その他にもイロイロな技術やビジネスモデルがありますので、ご興味のある方は省エネ大賞を含め、省エネルギーセンターのサイトをご覧になってください。